フットサルのGKゴールキーパー(ゴレイロ)をプレーするにあたって
- 素手がいいのか?
- グローブを付けた方がいいのか?
悩むことってありますよね?
この記事ではこれからゴレイロを始める選手や、すでにゴレイロとしてプレーしている選手に向けて、「おすすめのゴレイログローブやフットサルキーパーグローブの選び方・素手との違い」について解説しているので、ぜひ参考にしてあなたに合ったゴレイロスタイルを見つけて下さい!
- 素手やグローブでのプレーにおけるメリット・デメリット
- ゴレイログローブの種類や選び方
- おすすめのゴレイログローブ
【選び方】おすすめのゴレイログローブは?種類や基本スタイルは様々あります
ゴレイログローブを検討する前に、まずは「ゴレイロの基本スタイル」として以下のような選択肢があることを知っておきましょう。
- 素手×テーピング
- ゴレイロ(フットサルGKゴールキーパー)専用グローブ(オープンフィンガー・フルフィンガー)
- サッカーのGKゴールキーパーグローブ
- アメフトグローブ
- フィンガーサポーター(指用サポーター) など
もちろんプレーする選手の「技術」や「慣れ」にも左右されるのですが、それぞれの特徴を一覧表にしてみるとこの様な感じになります。
種類 | スロー | キャッチ | ケガ耐性 |
---|---|---|---|
素手×テーピング | |||
フットサルキーパーグローブ | |||
ゴールキーパーグローブ | |||
アメフトグローブ | |||
フィンガーサポーター | ※素材による |
それぞれのスタイルには一長一短あるので、自分のプレースタイルや競技レベル、カテゴリーに合わせて選択していくことが重要です。
ということで、1つずつ解説していきますね。
素手×テーピング
海外リーグやFリーガーなど、競技レベルの選手で多く見られるスタイルですね。
フットサルは競技の性質上ゴレイロからのカウンターも非常に多く、ゴレイロが攻撃の起点となるケースが多いです。
その際に求められるのが【スローの精度】。
グローブを着用していると微妙な指の操作や感覚がコントロールしづらいので、このスロー精度を重視するために素手でのプレーを選択するケースが多いです。
またゴレイロは「身体全体でブロックするプレー」が多く、「手でキャッチできる場面が少ない」もしくは「至近距離過ぎて弾くのが精一杯」という場面も多いので、「キャッチのしやすさよりもスローのしやすさ」を優先して素手でプレーする選手が多くなっています。
(選手によってはグローブより素手の方が握りやすく、キャッチング精度が向上するケースもあります)
ただ「ケガをしやすい」というデメリットもあるので、初心者や非競技レベルの選手ではあまりオススできません。
- スローしやすい
- ボールを扱いやすい
- 汗で滑りやすい
- ケガしやすい
おすすめのテーピング
※手首兼用としてあえて太めのテーピング(38mm幅)を購入し、指に巻くときは縦に割いて2つに分けて使用すると経済的です
- 体育館
- スポーツタイル
- 人工芝
またFリーガーでもある矢澤選手が、youtubeで「テーピングの巻き方」について解説していますので、ぜひ参考にして下さい。
ゴレイロ専用グローブ(オープンフィンガー・フルフィンガー)
ゴレイロ専用グローブには「オープンフィンガー」(指の第2関節くらいまで覆われているタイプ)と「フルフィンガー」(指が完全に覆われているタイプ)の2種類があります。
オープンフィンガー(ハーフフィンガー)
オープンフィンガーは手の平のグリップ力に加えて、指の先端が開いているので素手に近い感覚でスローできるという利点があります。
「グローグのグリップ力」と「素手の投げやすさ」を融合したタイプになりますが、着用した感覚やプレーに慣れるまで時間がかかるかも知れません。
引用写真:Twitter
Fリーグチーム「ボアルース長野」のゴレイロ「ウィリアン」選手が、試合前のアップで着用しているのを見かけますね。(HO SOCCERかな?分かる方は教えて下さい)
フルフィンガー
フルフィンガーは薄くて軽い材質で作られており、手の平部分がラバーで覆われているので非常に高いグリップ力を発揮します。(ボールが手にペタッとくっつきます)
ラバー面はゴールキーパーグローブほどの厚さはないものの、着用した際は手へ吸い付くようなフィット感もあり、キャッチング、スロー共に素手に近い感覚で使用することができます。
ただし、フルフィンガーは水分や土等が付着すると非常に滑りやすくなってしまうため、土のグラウンドや雨での屋外使用はオススメできません。
- スローしやすい
- ボールを扱いやすい
- キャッチングしやすい
- 汗や湿気で滑りやすい
- 水分や土が付着するとで滑りやすい
- ケガしやすい
おすすめのゴレイログローブ
- 体育館
- スポーツタイル
- 人工芝
サッカーのGKゴールキーパーグローブ
表面のグリップ力が高くキャッチしやすいこと、厚みがあるのでケガ防止にもなるのが「サッカーのゴールキーパーグローブ」です。
競技レベルになるとゴールキーパーグローブを使用している選手をほとんど見ることはないですが、海外のトップ選手でも着用している選手はいます(ブラジル代表のguitta選手、Boca Juniorsのゴレイロ選手など)。
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素手よりも面積が広いので、ほんの数センチ単位ですがボールに触れる面が広がるというメリットもあります。
またシュートストップでのトレーニング時に限定して着用したり、スローしない方の手のみ着用するなど、環境によって使い分ける選手もいます。
若干プレーしにくくなりますが、ケガ防止を最優先に考えるとフィンガーサポート(指のフレーム)が付いているグローブが最強です。(ナイキのスパインプロなど)
ケガ防止になる箇所は、手の甲や手の平の「痛み軽減」が中心になります。ゴールキーパーグローブとは言え、指関節面の怪我(脱臼や骨折など)への耐性は大きくない(フレーム付き以外)ので、ココは押さえておくようにしましょう。
- キャッチしやすい
- ケガしにくい
- 手に当たる面積が広がる
- 汗や湿気でもグリップ力が落ちない
- スローしにくい
- ボールを扱いにくい
おすすめのゴールキーパーグローブ
※フットサルでキーパーグローブを使用する場合は、やや薄手でストラップレス(手首の脱着マジックなし)、素手に吸着するようなフィット感があるものがおススメです
個人的にはSJS Goalkeeping japanさんのストラップレスモデルのゴールキーパーグローブも良いですね。
- 体育館
- スポーツタイル
- 人工芝
- 土(屋外)
アメフトグローブ
個人的には最強だと感じるのが、アメフト専用のグローブです。
アメフト専用グローブは、素手へのフィット感、グリップ力、投げやすさ等、フットサルのキーパーグローブをより洗練させたイメージがあります。
ゴレイロ通の選手の間では秘かに重宝されているグローブで、今まで「ゴールキーパーグローブを使用していた選手」や、「素手からフットサルのキーパーグローブ」への転向を考えていた選手も違和感なく使用できると思います。
またフットサルのキーパーグローブより参入メーカーが多く市場も大きいことから、クオリティの高さやモデル・デザインの豊富さも魅力的です。
- スローしやすい
- ボールを扱いやすい
- キャッチしやすい
- モデルが豊富
- 汗や湿気で滑りやすい
- 水分や土が付着するとで滑りやすい
- ケガしやすい
おすすめのアメフトグローブ
- 体育館
- スポーツタイル
- 人工芝
Fリーガーの矢澤選手がアメフトグローブについても解説されています(2分43秒あたり~)。
フィンガーサポーター(指用サポーター)
最近少しづつ見られるようになったスタイルが、フィンガーサポーターを着用してのプレーです。
引用写真:Instagram
ゴレイロ専用という訳ではないですが、各スポーツメーカーで販売されている「指用サポーター」を着用することで、テーピングの準備にかかっていた時間や費用を大幅に軽減することができます。
着脱のマジック部分が弱くなったり、メーカーによっては表面がやや滑りやすい素材だったりと不安要素はありますが、慣れてくるとアリかもしれません。
手首のリストサポーターとの併用もおススメです。
- スローしやすい
- ボールを扱いやすい
- 素材によっては滑りやすい
- フィット感がやや弱い
- 体育館
- スポーツタイル
- 人工芝
ゴレイログローブ選びまとめ
ゴレイロ選手として、グローブでプレーするのか?素手でプレーするのか?といった部分は非常に迷うと思います。
またグローブについての情報も不足しているので、本記事を読んであなたに合ったスタイルを見つけて頂ければ幸いです。